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野生のサルが「サギ」の文字を表現した=洲本市畑田組
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野生のサルが「サギ」の文字を表現した=洲本市畑田組
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野生のサルが「サギ」の文字を表現した=洲本市畑田組

 特殊詐欺被害の防止を啓発しようと、兵庫県洲本市の淡路島モンキーセンターで餌付けされているニホンザルが「サギ」の形に並ぶサル文字を作った。

 見た人の記憶に強く残る啓発方法を模索する中、洲本署の刑事生活安全課員が「詐欺が去る」とかけて発案した。

 サル文字は、餌を食べる際、群れの序列に関係なく並ぶ「寛容性」を育んできた淡路のサルだからこそできる芸当だという。

 本番では、延原利和センター長が「サギ」の形に彫った溝に餌の押し麦を入れていくと、約300匹のサルが方々に餌の元へ。何度も餌を入れ直し、約30分かけて文字を完成させた。

 「2文字を描くのは難易度が高い」と延原センター長。その上、暖かくなると、冬に比べて山に餌が増えるため、同センターにやってくるサルも減るという。

 兵庫県内で昨年1月から12月の間に発生した特殊詐欺の被害は1074件、被害額は約18億1千万円に上り、過去10年で最多。架空請求詐欺と還付金詐欺が8割を占める。洲本市内でも同時期、2件計87万8千円の被害があった。

 同署の松岡秀和刑事生活安全課長は「相談できる場所や詐欺について知れば被害は防げる。啓発を続け、被害を減らしたい」と話した。

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