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有償ガイドに認定された(左から)近藤美保子さん、久留米桃子さん、清水まきさん=南あわじ市役所
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有償ガイドに認定された(左から)近藤美保子さん、久留米桃子さん、清水まきさん=南あわじ市役所

 兵庫県南あわじ市が進めてきた有償観光ガイド養成事業で、第1期生として女性3人が認定を受けた。約2年間座学や実地研修を経て試験で基準を満たした。市内の歴史や文化、自然について分かりやすく伝える役割を担い、観光客の満足度向上や滞在時間の長期化を目指す。

 2025年の大阪・関西万博などで今後、観光客がさらに増えることが期待される淡路島。同事業は、受け入れ態勢の強化を図ろうと21年度に始まった。島内を訪れる観光客は日帰りの傾向が強いといい、ガイドを活用することで滞在時間の延長も期待する。

 ガイドの活動は4月以降を予定。市などが個人やホテル、旅行会社から利用の依頼を受け、依頼先にガイドを紹介する。利用料金はガイドが個人で設定する。

 市は利用促進を目指し、ガイドを一覧で紹介できるホームページの開設も検討している。

 第1号の3人は、いずれも市内在住の近藤美保子さん(50)、久留米桃子さん(39)、清水まきさん(46)。近藤さんは、外国語指導助手(ALT)とともに学校で授業のサポートをしており、英語でのガイドも担当する。

 3人はこれまで、国生み神話や淡路人形浄瑠璃などについて座学で学び、実践練習として福良地区で街歩きモニターツアーに挑戦。事前に地元住人を取材してガイドの際のネタを探し、それを使って観光客役に地域の魅力を伝えた。

 2月、面接官を客に見立てて観光スポットの紹介などをする試験を突破し、認定を受けた。

 3月上旬にあった認定式で、3人は「何度も行きたいと思える旅先は、そこで出会った人の魅力にあると思う。観光客にそう感じてもらえるガイドを目指したい」と力を込めた。

 市は、万博までに10人程度を目標に、ガイドの数を増やしていく方針。

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