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ミニバスケットボールの兵庫県選抜チームに選出された小田彪人君=淡路市岩屋
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ミニバスケットボールの兵庫県選抜チームに選出された小田彪人君=淡路市岩屋

 ミニバスケットボールの兵庫県選抜チームメンバーに、淡路市立学習小学校6年の小田彪人(あやと)君(12)が選ばれた。身長145センチと小柄ながら、正確なシュートと積極的なプレースタイルが認められた。週末を中心に四国などへの遠征で技を磨く小田君は「バスケットは背が低くてもできることを証明したい」と力を込める。

 小田君は同市釜口出身。高校、大学で野球に打ち込んだ父陽介さん(38)に教わり、3歳からバットを振った。「穏やかだが負けず嫌い」という性格でさまざまなスポーツに取り組み、水泳や体操、陸上、サッカーなどで好成績を挙げた。

 小学3年の時、仲良しの友人らに誘われ、東浦ミニバスケットボールクラブに入部した。その年に開かれた県大会では応援に回ったが、県トップレベルのプレーを目の当たりにし、「この舞台で力を試したい。必ずやれる」と意欲が一気に高まった。

 閉校した釜口小学校の体育館を借り、陽介さんと2学年下の弟、桜也(さくや)君と3人で自主練習に励んだ。陽介さんは「地道な練習だったが、一度も休みたいとは言わなかった」と振り返る。6年生で主将となり、チームを引っ張った。

 「状況判断のセンスが良く、背の高い相手にも物おじしない気持ちの強さがある」とヘッドコーチの坂本浩一さん(61)は太鼓判を押す。

 選抜チームは県バスケットボール協会U12部会が選出。小田君は県内120人の候補選手に選ばれ、1月に西宮市であった選考大会で20人のメンバー入りを勝ち取った。16人が身長160センチ以上で、うち4人が170センチ超。140センチ台は小田君だけだが、「一つの目標がかなった」と喜んだ。

 ほぼ毎週末、丹波市などである練習会に参加するほか、他府県の選抜チームと交流試合を戦う。

 小田君のポジションは、アウトサイドからのシュートを積極的に狙うシューティングガード(シューター)。「得意なシュートをどんどん打て」と指示が飛ぶ中、通常のミニバスケットにはない3ポイントシュートも決めた。

 「スピードが速くてレベルも高いが楽しい。選手の役割がはっきりしていてプレーしやすい」と手応えをつかんだ小田君。「もっとシュートの確率を上げて信頼される選手になりたい。次はアメリカへ行って本場のスポーツも見てみたい」と夢を描く。

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