淡路

  • 印刷
のぼりやポスターを手に生シラスをPRする関係者=淡路市岩屋
拡大
のぼりやポスターを手に生シラスをPRする関係者=淡路市岩屋
生シラスの丼=淡路市岩屋
拡大
生シラスの丼=淡路市岩屋

 つるつるとした食感が特徴の兵庫県の淡路島名物、生シラスを各所で一斉に提供する「淡路島の生しらすプロジェクト」が始まった。今年は飲食店や宿泊施設計68店が参加し、工夫を凝らしたメニューを考案。主催団体は「新型コロナウイルス禍前の2019年の販売数量を超えたい」と意気込む。提供は11月30日まで。(中村有沙)

 淡路島岩屋漁業協同組合と、北淡路地域にある観光施設などでつくる北淡路ブランド推進協議会が11年から続けている。

 同プロジェクトの生シラスは、岩屋港で水揚げしたものに限る。まず船上で氷を使って冷却し、着岸後に漁港近くの加工業者で瞬間冷凍して鮮度を保つ。

 ご飯に生シラスを盛った丼が基本。店によって、タイやサワラ、山芋をトッピングするなど多彩な形で味わえる。ペペロンチーノの上に生シラスをのせた変わり種もある。

 また、自宅でも味わってもらえるよう、21年に始めた土産用「淡路島の生しらす沖漬け」を今年も販売。島内16店(18日時点)に並ぶ予定。

 20、21年はコロナ禍で販売総数が低迷した。しかし、22年は土産用商品も含め約58万食と前年と比べて約30%の増。コロナ禍前の19年(約68万食)の8割程度まで戻った。

 今年の販売目標は60万8千食。プロジェクトの事務局は「全国旅行支援の期間が不透明なため、販売目標は控えめにしたが、アフターコロナで19年超えができれば」と期待を寄せる。

 今月6日には提供店向けの説明会があり、シラスの解凍方法などを共有した。

 新型コロナは5月に感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられる。北淡路ブランド推進協議会理事長を務める「淡海荘」(淡路市岩屋)の大塩茂彰社長(71)は「5類になれば通常通りの営業ができる。来島者も増えると見込め、期待できる」と話した。

淡路
淡路の最新
もっと見る
 

天気(9月27日)

  • 30℃
  • ---℃
  • 10%

  • 29℃
  • ---℃
  • 10%

  • 31℃
  • ---℃
  • 10%

  • 30℃
  • ---℃
  • 0%

お知らせ