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深日港からの初便で洲本港に到着した乗客=洲本港
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深日港からの初便で洲本港に到着した乗客=洲本港

 洲本港(兵庫県洲本市)と深日(ふけ)港(大阪府岬町)を結ぶ船「深日洲本ライナー」の運航が3日始まり、洲本港でセレモニーがあった。運航は、洲本市と岬町が取り組む社会実験で、新型コロナウイルス禍を経てゴールデンウイークは4年ぶり。運航は11月5日までの土日祝と8月13、14日。

 両港を結ぶ航路は1999年まで50年間運航。海産物などを運んだが、明石海峡大橋の開通などで利用が減ったため廃止された。

 一方で、観光需要の創出や防災航路としての活用を目標に、岬町が国の補助を得て2017年度に実験を開始。18年度に洲本市が加わった。同市によると、今年は11月までに1万人の利用を目指し、島内の施設などと連携して利用者が楽しめるプランを考える予定。

 この日午前9時前、深日からの初便で56人が洲本に到着した。続くセレモニーでは上崎勝規市長は「島を盛り上げたい」とあいさつし、淡路島観光アンバサダーの松田恵実さん(23)が船長の岸本武志さん(56)に花束を贈呈。その後、45人が深日へ出発した。

 自転車で淡路島の外周を1周する「アワイチ」のため、深日から乗って来た和歌山市の公務員の男性(54)は「利用は2回目。車の渋滞を避けられ、使い勝手がいい」と満足そう。深日に向けて乗り込んだ男性(43)は旅行で2日前に東京から淡路へ。「島の食べ物を堪能した。これから和歌山でも楽しみます」と笑顔だった。

 1日4往復。中学生以上1500円、小学生500円。詳しくは深日洲本ライナーの公式サイトで。(古田真央子、荻野俊太郎)

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