兵庫県猪名川町の知的障害者向けグループホームで入居男性(53)が虐待を受けていたとされる事件で、県警川西署は15日、男性の顔に漂白剤をかけたとして、傷害の疑いで、元施設職員の無職の男(35)=大阪府豊能町=を再逮捕した。「漂白剤はかけていない」と否認している。
再逮捕容疑は昨年8月25日午後7時ごろ、猪名川町のグループホームで入浴の介助中、服を脱ごうとしていた男性の顔に衣料用漂白剤をかけ、右目に軽傷を負わせた疑い。同署によると、男性は結膜炎と診断された。
男は、この男性の顔を殴ったり、すねを蹴って負傷させたりした疑いで今年5月に逮捕されており、逮捕は3回目。最初の逮捕後に退職し、いずれの事件についても関与を否定しているという。