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 ミキサー車に残った生コンをため池に投棄したとして、兵庫県警生活経済課と三田署などは27日、廃棄物処理法違反容疑で、三田市にある運送会社の社長の男(55)ら3人を逮捕した。男は「生コンを捨てた事実は間違いありません」などと容疑を認めているという。

 県警が逮捕した他の2人は、運送会社の取締役を務める男の妻(57)と、社員の男(46)。

 逮捕容疑は、今年7月21日午後2時15~45分ごろ、三田市東山のため池に、廃棄物である生コン約400キロをみだりに捨てた疑い。

 生活経済課によると、ため池の近くでミキサー車のドラムが動いているのを近隣住民が見かけ、管理者を通じて三田署に届けた。投棄されたのは、別の建築現場で使った余りの生コンだったとされ、県警は、社長の男の指示で捨てた疑いがあるとみて経緯を調べている。