教育ニュース
兵庫県内の多くの市町立小中学校で17日、夏休みが明け、始業式や授業があった。県内では、新型コロナウイルスの影響による休校が長期化したため、全41市町が夏休みを短縮した。この日は、最短の9日間だった明石、川西市など31市町で、マスク姿の児童生徒らが学校生活を再開した。
明石市立江井島小学校(同市大久保町西島)では、感染対策で児童は間隔を空けて登校。マスク着用は児童の自主判断に任せ、校門で教諭と元気にあいさつを交わした。
始業式は校内放送で行われた。換気のために窓を開け、空調が効いた教室で全校児童約740人が放送に耳を傾けた。阪口勝利校長(58)は「熱中症に気を付けて。感染予防のため、もう一度手の洗い方を確認しましょう」と語り掛けた。
初めての夏休みを終えた1年生の4クラスでは、夏の思い出や2学期の目標を発表。「プールで背泳ぎの練習をした。もっと遊びたかったな」と女児(7)。男児(7)は「家族で淡路島の遊園地に行ったよ。2学期はかけ算を全部覚えたい」と話した。
県教育委員会によると、神戸、尼崎、芦屋、宝塚市や淡路島の小中学校は18日からで、24日までに県内全域で再開する。(宮本万里子、川崎恵莉子)
