兵庫県私立中学高等学校連合会は12日、2021年度私立中学入試の出願状況を発表した。38校計4509人の募集定員に対し、同日午前10時現在で、出願者数は前年同期より666人増えて1万4440人。平均倍率も3・2倍で、前年を0・11ポイント上回った。
募集を停止していた姫路女学院(姫路市)が再開に向けて認可申請しており、募集定員は昨年度より30人増えて4509人。同時期の出願者数は2018年度入試以降、毎年増加しており、同連合会の担当者は「受験日程が増えたことが、出願者数を押し上げているのでは」と分析する。
倍率では三田学園(後期日程)の18・55倍が最も高く、関西学院(B日程)=13・18倍▽六甲学院(B日程)=11・95倍▽啓明学院(B方式)=10・97倍-などが続く。12日午前10時現在で、すでに11校が、全部あるいは一部の日程で出願を締め切っている。
1次募集の試験は、生野学園と近畿大付属豊岡を除いて16日が初日となる。(斉藤絵美)
