新しい屋内型施設で展示される予定のレッサーパンダ(野毛山動物園提供)
 新しい屋内型施設で展示される予定のレッサーパンダ(野毛山動物園提供)

 横浜市の繁華街、野毛地区に開園から70年以上の歴史を持つ市立の「野毛山動物園」がある。入園無料で都心からのアクセスも良く、多くの人に親しまれてきた。ただ近年は来園者数が落ち込み、施設の環境整備も課題に。市は来年1月から一時休園して改修を進める考えで、魅力を維持できるか模索が続く。

 野毛山動物園は遊園地が併設され、1951年4月に開園した。遊園地が64年に閉園後、動物園が無料となった。入園者数は2015年度に109万人を超えたが、レジャーの多様化や酷暑の影響で24年度には43万人ほどまで減少。施設の老朽化も進んでいた。

 またホッキョクグマやライオンなど大型動物がいなくなった狭い獣舎で新たな個体を飼育することが難しく、一部の展示場所は空のまま。

 市は29年を目標にリニューアルオープンする予定で、約35億円(試算)をかけて屋内型施設を整備する。レッサーパンダや国内での展示が珍しい飛べない鳥カグー、マヌルネコが目玉だ。適切な広さの飼育スペースを確保し、生息地に近い環境で暮らす様子を間近で見られるようにする。