【ワシントン共同】トランプ米大統領は8日、SNSでイラン国内にある濃縮ウランを念頭に「イランと協力し、掘り起こして除去する」と表明した。核開発停止を要求する米国とウラン濃縮活動の容認を求めるイランの主張は食い違っており、戦闘終結に向けた協議で主要な焦点の一つとなる。

 トランプ氏は投稿で、米軍爆撃機の攻撃により核物質はイランの地下深くに埋もれたとした上で、衛星で監視を続けていると説明した。イランによるウラン濃縮活動は「行われないだろう」と明言した。

 イラン国営メディアによると、イランが米国に提案した10項目にはウラン濃縮活動の容認が盛り込まれている。

 レビット米大統領報道官は8日の記者会見で、米国にとって受け入れ不可能だった当初の案をイランが見直し、別の提案をしたと言及。イランは濃縮ウランの備蓄を引き渡す意向を示しているとしたが、引き渡し先には触れなかった。

 ヘグセス米国防長官は濃縮ウランを巡り「イランが引き渡し、われわれは受け取る。必要があれば奪取する」と語り、強硬手段も辞さない姿勢を示した。