運動初心者も利用するパーソナルトレーニングで、トレーナーの技量のばらつきが顕在化している。消費者庁への事故報告は6年前の7倍以上に増えた。業界に浸透した民間資格には実技試験がなく、スキル向上は各社の研修頼みが現状だ。予防医療として関心の高まるフィットネスの一翼を担っていけるかは、人材の質の担保にかかっている。

■トレーニング中に肉離れ

 トレーニング中、ふくらはぎに違和感を感じトレーナーに伝えたのに、中断されずに続けたら肉離れのけがをした--。消費者庁と国民生活センターが運営する「事故情報データバンク」に報告された、パーソナルトレーニング時のトラブルだ。