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 日本初の環境防災科を四月に設置する神戸市の兵庫県立舞子高校(衣笠茂樹校長)に二十日、国際会議に出席するため来日したインドの地震工学の世界的権威アナンド・アリヤ博士(70)と、ネパールの文化交流校のラム・ハリ・シャルマ校長(51)が訪れ、防災教育の現場を視察した。

 二人はまず、一年生の防災の授業に参加し、阪神・淡路大震災時の自衛隊派遣や消火活動を生徒が発表する様子を見学。「こういった授業を私の学校にも取り入れたい」とシャルマ校長は感心していた。

 新設される同科のカリキュラムについて同校教員と意見交換した際には、アリヤ博士が「防災教育と、数学や国語などの基本科目とのバランスは?」と質問。同校は「震災などの事例学習を通して基本教科の必要性を生徒に感じてもらう」と説明していた。

 放課後の交流会でアリヤ博士に質問した同校二年の田中貴之さんは「震災が世界の防災に与えた影響を知ることができてうれしい」と話していた。

 同博士は二十一・二十二日に神戸で開かれる国際地震シンポジウムに出席する。

2002/2/21
 

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