子ども食堂に集う子どもらの家庭を支援しようと、同志社大3年生の坂本颯太(とうた)さん(22)=兵庫県明石市=が9日、市内で同食堂を運営する「こどもサポート財団」にレトルトカレーとパックご飯計120食分を寄贈した。新型コロナウイルス禍でひとり親家庭の困窮が伝わる中、同じ境遇で育った自身の体験を重ね、アルバイトで得た収入から工面した。「小さな力でも誰かのためになれば」。明日に立ち向かう糧にとの願いとともに子どもらの元へ届けられる。(川崎恵莉子)
新型コロナで困窮するひとり親家庭をニュースで目にするようになり、「人ごとだとは思えなかった」と坂本さん。小学生の時に両親が離婚して以来、母親と2人暮らし。現在は奨学金を借りながら大学生活を送っている。
「母のおかげでいろんなことに挑戦させてもらったけど、『離婚してなかったら-』と言ってしまったり、同級生に強がってしまったり。年齢を重ねるにつれ、自分も苦労がたくさんあった」
寄付を決めたのは、会員制交流サイト(SNS)のある投稿がきっかけだった。1カ月前、路上生活者らに炊き出しをするボランティアの活動が偶然、目に留まった。「自分にもできることがあるんじゃないか」
新型コロナの影響で大学の授業はオンラインがほとんどに。友達と遊ぶ機会も減った。「たまったアルバイト代を何に使うかを考えたとき、寄付だったら学生の自分にもできると思った」と振り返る。
同財団はコミュニティーカフェ「nono(ノノ)」(同市小久保6)で子ども食堂などを運営。仕事を失って困窮する世帯などに食事や弁当を提供している。坂本さんが同財団に相談し、配布や調理がしやすいレトルト食品を贈ることに決まった。
同財団には昨年、個人や企業から約140万円の寄付金をはじめ、食材や衣類が届いた。小谷公仁子事務局長(50)は「学生さんからの寄贈は初めてで驚いた。自分のことで精いっぱいになりがちな時に誰かのために行動できるのはすごいこと」と感謝を述べる。
坂本さんが贈った食品はひとり親家庭や困窮家庭約10世帯の元に届けられる予定。坂本さんは「小さな力でも誰かのためになればうれしい。就活などで忙しくなるけどできる限り継続していきたい」と話している。

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