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長い棒の先に付けた鏡を天井と巣の間に差し入れ、卵を観察する吉岡さん=明石市
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長い棒の先に付けた鏡を天井と巣の間に差し入れ、卵を観察する吉岡さん=明石市
巣で羽を休める親鳥=明石市
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巣で羽を休める親鳥=明石市
巣に産み付けられた卵=明石市
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巣に産み付けられた卵=明石市

 春に南国から飛来するツバメが繁殖期を迎えている。兵庫県明石市の吉岡正志さん(80)宅のガレージには天井近くに18個もの巣が作られている。中には卵6個が並ぶ巣もある。吉岡さんによると、ひなが生まれるのは今月下旬ごろという。(松本寿美子)

 日本野鳥の会(東京都)のサイトによると、ツバメは日本に夏鳥として飛来し、人家や駅などに泥でおわん形の巣を作る。

 吉岡さん宅には8年ほど前に巣を作り始め、年々増加している。今年新たにできた巣はないが、3月13日ごろから飛来するようになったという。

 天井は高さ約3・4メートル。「天井が高めやから安心できるんやろな」と吉岡さん。ふんの始末が大変だが、車にシートをかぶせたり、床に新聞紙を敷いたりして対応する。夜間も親鳥が出入りできるように少しシャッターを開けておくなど、温かく見守っている。

 近くの男性(73)は「昔ならツバメは幸せをもたらすと言われ、軒先に1、2個はあったけど、最近は嫌がられるからな」と懐かしむ。地域の保育園児ものぞきに来るという。頭上をにぎやかに飛び交うツバメに、吉岡さんは「かわいらしい」と目を細めている。

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