君の努力を無駄にはさせない－。中高一貫の神戸大付属中等教育学校６年（高校３年）の樫原優衣さん（１７）＝神戸市西区＝が考案した、効果的な復習のタイミングが分かる付箋「エビングハウスフセン」に箱詰めセットが登場した。青空を背景に満開の桜のパッケージ。受験生への贈り物にいかが。

　樫原さんが昨年に特許を取得した。神戸新聞社など全国の地方紙が名産品などを紹介するサイト「４７クラブ」で販売されている。

　「エビングハウス」は、「記憶の忘却曲線」を示したドイツの心理学者。付箋は記憶定着に最適とされる「学習の翌日」「１週間後」「４週間後」の日付が刷られ、そのタイミングで復習、日付を切り取る仕組みになっている。問題集や単語帳の勉強に使うことが想定されている。

　桜満開のパッケージデザインについて、父親の裕さん（４３）は「合格をイメージした。娘と同じ受験生に役立ててもらいたい」と話している。４冊入り（１冊２０枚組）で３３００円、３５００円がある。４７クラブのホームページ：http://www.47club.jp/

（松本寿美子）