兵庫県明石市は23日、大蔵海岸海水浴場(同市大蔵海岸通1)を昨年に続き、今夏も開設しないと発表した。他方、子どもが波打ち際で水遊びできる「ファミリーゾーン」を7月22日から開放する。
新型コロナウイルス感染防止のためで、神戸市の須磨やアジュール舞子も中止が決まっており、大蔵海岸への流入増を警戒した。民間で運営する林崎海水浴場も開設しない。
明石海浜プール(同市二見町南二見)も昨年と同様に、入場者を市民に限定の上、上限250人にして7月16日~8月末までオープンする。土日曜、盆休み期間は事前予約制で、午前と午後で入場者を入れ替える。食堂や売店は休止する。
大蔵海岸のファミリーゾーンは、小学生以下の子ども連れの家族を優先。海面に浮かべたブイから沖には出られず、遊泳や飛び込み、アルコール類の持ち込みも禁止する。期間は8月15日までの午前9時~午後5時。簡易シャワーは午後6時まで利用できる。無料。(小西隆久)