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プラネタリウム投影機の前で記念撮影する佐伯雄太郎さん(後列真ん中)ら=明石市人丸町
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プラネタリウム投影機の前で記念撮影する佐伯雄太郎さん(後列真ん中)ら=明石市人丸町

 プラネタリウムの星空を貸し切りで楽しみたい-。そんな夢を神戸市垂水区出身の男性がかなえた。明石市立天文科学館(兵庫県明石市人丸町)のプラネタリウムを約1時間貸し切れる明石市のふるさと納税返礼品プランを利用。好きなアニメのせりふや音楽が取り入れられたオリジナルの投影プログラムが用意され、満天の星の下、家族や友人らと夢のひとときを過ごした。(川崎恵莉子)

 明石市は2018年度から、ふるさと納税の返礼品として市立天文科学館のプラネタリウムの貸し切りを始めた。必要な寄付額は30万円で、これまでにも1人が利用している。

 今回応募したのは、大阪市のシステムエンジニア佐伯雄太郎さん(25)。幼少期からプラネタリウムが好きで、天体望遠鏡のレンズを作る仕事に憧れた時期もあり「いつかプラネタリウムを貸し切ってみたい」と夢を描いていた。

 投影内容は、SFアニメ「planetarian(プラネタリアン)」を交えたプログラムをリクエストした。荒廃した世界を舞台に、プラネタリウムに取り残されたロボットの少女と男の交流を描く。劇中には同天文科学館のプラネタリウム投影機が登場する。

 5日の同館営業終了後、友人や家族ら5人を連れて訪れた佐伯さん。頭上には冬の星空が映し出され、井上毅館長(53)がオリオン座などの星座やプラネタリウムの歴史を解説。プラネタリアンの声優が読み上げた「かに座の物語」が紹介されたり、劇中の音楽が流れたりとアニメの世界観にもたっぷり浸った。投影の最後は「どうか皆さん、ここで見た星空を忘れないでください-」とロボットの少女のせりふで締めくくられた。

 佐伯さんは「プラネタリウムとアニメの内容もじっくりと楽しめて夢のようだった。一生の思い出に残る」と話した。

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