明石城(兵庫県明石市)の石垣を照らす器具を発光ダイオード(LED)に切り替える工事が終わり、18日、試験点灯があった。照射面積が従来の3倍になり、全国屈指の長さを誇る石垣約380メートルを照らせるように。壮麗な全貌が夕闇に浮かび上がった。ライトアップの本格実施は25日から。
県公園緑地課が工事していた。これまで水銀灯8基が石垣南面中央部の約125メートルを照らしていたが、LEDは16基に。一方で電力消費量は8キロワットから3分の1の2・76キロワットに削減。調整しやすく、さまざまな色彩に対応できるという。試験点灯では全色順番にともされ、ウクライナ国旗の青と黄も登場した。
25日にはイベントを開催。午後6時半から、公園内でかがり火を背景に和太鼓演奏や武庫川女子大学空手道部の演武がある。先着400人に蛍光ブレスレットが配られる。点灯時間は日没から午後11時まで。(松本寿美子)









