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地面に打ち込まれた「花見席」の張り紙=明石市明石公園
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地面に打ち込まれた「花見席」の張り紙=明石市明石公園

 兵庫県明石市内各地で桜が見頃を迎えつつある。一方で、コロナ下のお花見シーズンも3回目。大勢の花見客が訪れる明石公園では、今季も飲酒が禁止となっている。また、公園の管理担当者は、グループ間の距離を空けるなど、感染予防対策を呼び掛ける。ほろ酔い気分での花の宴は来年以降に持ち越しとなった。(川崎恵莉子)

 同公園には約1400本の桜があり「日本さくら名所100選」に選ばれている。約7割をソメイヨシノが占め、正面入り口東側の藤見池近くには枝垂(しだ)れ桜や荘川桜が植えられている。

 県園芸・公園協会によると、今年の開花は3月27日で昨年より4日遅く、ほぼ例年並みだった。31日時点では、ソメイヨシノが咲き始めから五分咲きで、週末から週明けにかけてピークを迎えそうだという。

 同協会は新型コロナ感染予防のため、花見客がレジャーシートを敷く芝生エリアや剛ノ池を中心に「花見席」と書かれた張り紙を地面に打ち込み、グループ同士の距離を約2メートル空けるよう促している。園内での飲酒は禁止している。

 同協会の担当者は「感染者もまだまだ多い状態が続いている。ルールの徹底にご協力いただきつつ、桜を眺めて心を癒やしてもらえたら」と話す。

 例年4月に開く「明石公園さくらまつり」は3年連続の中止が決まっている。

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