明石

泉市長のツイート問題、百条委で事実関係検証へ 明石市議会初の設置

2022/04/07 21:14

 兵庫県明石市の泉房穂市長が企業への課税データを無許可でツイッターに投稿した行為を巡り、市議会が調査特別委員会(百条委員会)を設置し、事実関係の検証に乗り出す。明石市議会が百条委を設置するのは初めて。

 議案は自民党真誠会と公明党のほか、1人会派の2人が出した。採決では賛成20人、反対7人だった。

 提案理由について自民党真誠会の三好宏幹事長は「税務情報の取り扱いが適正だったのか真相解明が大切」と説明。公明党の梅田宏希幹事長は「無許可で公表した事実を調査しなければ議会の存在価値がないと市民から言われた」と述べた。

 共産党の辻本達也団長は「市長も認めており、争いのない事実。罪に当たるかどうか市議会には判断できず、司法に委ねるべきだ」と設置に疑問を呈した。かけはしSDGsの丸谷聡子幹事長は「百条委は最後の手段。やれることがまだまだある」と反対した。

 委員会は林健太、千住啓介、三好宏、梅田宏希、佐々木敏、林丸美、大西洋紀の7氏で構成する。林健太氏が委員長、梅田氏が副委員長を務める。(長尾亮太)

続きを見る
明石

あわせて読みたい

明石

もっと見る 明石 一覧へ

特集