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 7月に入り、兵庫県の明石ダコの水揚げが本格化している。昨年は瀬戸内海全域で記録的なマダコの不漁に見舞われており、漁業関係者らは今年の豊漁を祈りつつ漁を続けている。

 明石ダコは、明石海峡の早い潮流にもまれて筋肉質になり、身が引き締まっていることが特徴。底引き網漁を中心に、タコつぼ、釣りなどで漁獲される。

 水揚げ量は明石市が日本一とされるが、近年は漁獲量が低迷している。禁漁区の設定や、海の栄養塩を増やすなど取り組みを続けてきたが、2021年は前年比で4分の1と歴史的な不漁に見舞われた。

 タコつぼ漁に出ている林崎漁協の冨田芳美さん(57)。今シーズンの漁獲見通しは分からないとしつつも「量も少ないし、小さいタコが多い」という。また物価高の影響で燃料も値上げされている。「今のままでは、漁師の収入だけで家族を養うのは難しい」と、厳しい状況を語った。(有冨晴貴)

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