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感謝状を受けとった高橋幸子さん(明石署提供)
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感謝状を受けとった高橋幸子さん(明石署提供)
明石署から感謝状を受け取った松原瞳さん(右)と西藤浩子さん=明石市太寺天王町
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明石署から感謝状を受け取った松原瞳さん(右)と西藤浩子さん=明石市太寺天王町

 特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、兵庫県警明石署は市内2店舗の従業員計3人に感謝状を贈った。

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■機転、警察呼び説明 ファミリーマート明舞団地店の高橋さん

 ファミリーマート明舞団地店(同市松が丘2)の高橋幸子さん(58)は8月16日午前11時ごろ、来店した高齢女性から電子マネーの買い方を尋ねられた。用途を聞くと、女性は落ち着いた様子で「税金の未納分を電子マネーで支払うようにメールが来た」と答えた。高橋さんは詐欺を確信して購入を止めたが「国税局からだから本当だ」と信じ切った様子だった。

 このまま帰っても、女性は税金の未納があるかもと不安になるのではないか。高橋さんは警察に来てもらおうと提案し、110番通報した。未納と信じ切っていた女性も、警察官に詐欺だと断言されると、我に返って帰宅したという。

 高橋さんは「怪しいと思ったら声を掛けるようにしている。少しでも役に立てて良かった」と話した。

■啓発パンフ示し説得 セブン-イレブン明石太寺天王町店の松原さん、西藤さん

 セブン-イレブン明石太寺天王町店店員の松原瞳さん(44)と西藤浩子さん(59)は8月29日午後3時ごろ来店した高齢女性に対応した。電子マネーの買い方を尋ねられ、使い道を聞くと、「パソコンがウイルスに感染した」という。西藤さんは以前働いていた職場で同様の被害があったことから瞬時に詐欺だと感じ、松原さんに伝えた。

 松原さんは警察からもらっていた特殊詐欺被害防止を啓発するパンフレットからよく似た事例を指さし、詐欺の可能性があると伝えた。女性はすんなりと「一度帰ります」と店を出て、家から110番通報したという。

 松原さんは「女性本人も怪しいと感じていた様子だったけど、きちんと止められて本当によかった」と笑顔を見せた。(領五菜月)

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