地価の上昇率が最も大きかった淡路市浦地区
地価の上昇率が最も大きかった淡路市浦地区

 国土交通省が26日に発表した今年1月1日時点の公示地価。淡路島では、平均価格が商業地は33年連続、住宅地は27年連続のそれぞれ下落となった。一方、島内3市別でみると、淡路市が2005年の市発足以来初めて商業地、住宅地とも上昇に転じた。(内田世紀)

 地価はいずれも1平方メートル当たりの額。島内全域では商業地が5万3700円(9地点平均)で、前年からの変動率は県内ワーストのマイナス1・6%だった。住宅地は2万8100円(20地点平均)でマイナス0・5%。下げ幅はそれぞれ前年の2・3%、0・9%から縮小した。

 市別では、商業地は洲本市の下げ幅が最も大きく、マイナス4・0%の8万8千円(2地点平均)。南あわじ市はマイナス2・3%の4万2700円(3地点平均)。淡路市はプラス0・2%の4万4900円(4地点平均)だった。