春の訪れを告げるイカナゴの稚魚「シンコ」=神戸市内
春の訪れを告げるイカナゴの稚魚「シンコ」=神戸市内

 春の風物詩イカナゴのシンコ(稚魚)漁のうち大阪湾での漁について、兵庫県と大阪府の漁業者らは2日、試験操業を実施した。この結果を基に、漁に出るかどうかや漁をする場合の日程などを6日までに決める。播磨灘での漁は、漁業者らが6日に試験操業した上で判断する。

 県水産技術センター(明石市)の漁況予報では、播磨灘と大阪湾、紀伊水道の3海域で漁獲量が「平年を大きく下回り、昨年と同様に厳しい」とされた。ただ、大阪湾の試験操業結果は予想を上回ったという。

 神戸市内の漁業者でつくる摂津船びき網漁業協議会の前田勝彦会長は「昨年に比べてサイズがそろい、質と量はともに良かった」と明かし「2年続けて休漁してきた努力が報われてきたと感じている。将来に向けて希望の持てる結果だった」と話した。

 漁は例年2月末~3月上旬に解禁される。近年は資源保護のため短縮傾向で、大阪湾では24年に初めて休漁した。(藤森恵一郎)

 〈おことわり〉 神戸新聞NEXTで大阪湾のイカナゴ漁について、3年連続で休漁を決めたとして一時配信していましたが、その後の取材で記事を更新しています。