迷子になった男の子が母親と再会し、笑顔で喜ぶ香川真司選手=神戸市須磨区、ユニバー記念競技場(撮影・小林良多)
迷子になった男の子が母親と再会し、笑顔で喜ぶ香川真司選手=神戸市須磨区、ユニバー記念競技場(撮影・小林良多)

 クリスマスイブの24日、サッカー日本代表MF香川真司選手(26)=ドルトムント、神戸市垂水区出身=が自身の主催したイベント「シンジ・ドリーム・クリスマス」で迷子の呼び出しを行った。

 地元神戸に恩返しがしたいと神戸市須磨区のユニバー記念競技場で初開催。4~6歳児約500人が香川選手とサッカーを楽しんだが、その後、1人の男児が迷子となった。

 イベントは迷子捜しのため約30分中断。香川選手は男児の母親に寄り添い、マイクを握って男の子の名前を呼んだ。「香川真司がお呼びです。おったら手挙げてよー」。その後、競技場外にいるところを発見された。

 男児は無事に母親と再会。香川選手は泣きじゃくる男児を抱き寄せ、頭をなでて「よかった」と胸をなで下ろした。(伊藤大介)