「東海道五拾三次之内 蒲原 夜之雪」(1833~35年ごろ、ジョルジュ・レスコヴィッチ氏蔵、前期展示)=いずれも大阪市阿倍野区、あべのハルカス美術館
「東海道五拾三次之内 蒲原 夜之雪」(1833~35年ごろ、ジョルジュ・レスコヴィッチ氏蔵、前期展示)=いずれも大阪市阿倍野区、あべのハルカス美術館

 浮世絵師の代表格、歌川広重(1797~1858年)。その代表作の多くをごく初期に刷られた「初摺(しょずり)」で紹介する展覧会「広重 -摺(すり)の極(きわみ)-」が、大阪・あべのハルカス美術館で開かれている。若年期から晩年期まで幅広く、厳選した計約330点を前後期に分けて披露。イメージの再構築を試みる。(安藤真子)