「180円スニーカー」のデザインを引き継ぐ980円のスニーカーと梅木孝雄社長。今でも低価格へのこだわりは強い=いずれも神戸市西区岩岡町野中(撮影・大田将之)
「180円スニーカー」のデザインを引き継ぐ980円のスニーカーと梅木孝雄社長。今でも低価格へのこだわりは強い=いずれも神戸市西区岩岡町野中(撮影・大田将之)

 この30年、国境をまたいでヒト・モノ・カネが行き交う「経済のグローバル化」が急速に進んだ。安かった中国の労働力を活用し、「圧倒的な低価格」を合言葉に、安い靴を届け続けたのがヒラキ(神戸市西区)だ。「180円スニーカー」は2000年代初め、540万足を売ってデフレ時代の象徴となった。潮目が変わってインフレになった今、「180円」生みの親の梅木孝雄さん(65)は社長に就き、グローバル経済の激流に挑んでいる。