西の丸から望む天守群。①千鳥破風②唐破風③入母屋破風など、形や大きさがさまざまな破風がバランスよく配置されている(赤色の線や数字は筆者が加筆)
西の丸から望む天守群。①千鳥破風②唐破風③入母屋破風など、形や大きさがさまざまな破風がバランスよく配置されている(赤色の線や数字は筆者が加筆)

 時代や国境を超え、人びとを引きつけてやまない姫路城。その美しさはどのように生まれたのか? 城郭研究の第一人者で、「どうする家康」など大河ドラマの建築考証も手がけた広島大名誉教授の三浦正幸さん(69)に聞いた。(聞き手・長尾亮太)