26日に発表された公示地価で、北播磨5市1町の平均地価変動率は、商業地がプラス0・7%となり、3年連続で上昇した。三木、小野、加東の各市で商圏拡大傾向が続いているとみられる。一方、住宅地はマイナス0・3%で、33年連続の下落。三木、小野、加東の3市では横ばい状態だが、西脇、加西市などは下落に歯止めがかからない。(小西隆久)
北播磨地域の調査地点は住宅地42、商業地9、工業地2。阪神地域などに比べ、日常生活の場所が多い傾向にあるという。
商業地では、小野市黒川町が7万9900円(1平方メートル当たり価格)で最高だったが、最も伸び率が高かったのは三木市末広2で、前年比プラス2・8%。県不動産鑑定士協会の三浦靖和理事は「神戸電鉄三木駅から国道175号にかけてのエリアは北播磨の商業地の中心地で商圏も広い」と分析する。























