学生がコラボして企画したスイーツ=甲南大学岡本キャンパス
学生がコラボして企画したスイーツ=甲南大学岡本キャンパス

 10月3日から開かれる恒例イベント「神戸ひがしなだスイーツめぐり」で、神戸市東灘区にある神戸国際大学、甲南大学、甲南女子大学の学生が、スイーツ店やホテルと組んでコラボ商品を開発した。六甲山にかかる霧や阪急岡本駅周辺の石畳など地元の風景を表現したり、灘五郷の日本酒といった特産品を使ったりした焼き菓子など10品を販売する。(尾仲由莉)

 神戸ひがしなだスイーツめぐりは、洋菓子店が軒を連ねる東灘区の魅力を生かし、地域の活性化につなげようと区が主催している。15回目の今年は、過去最多の61店が参加。2023年からは、若い世代に地域への愛着を持ってもらおうと、学生が開発に携わるスイーツも提供している。

 神戸国際大は「神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ」(向洋町中2)と組んで、ノンアルコールカクテル「モクテル」3種を企画した。綿菓子を乗せ、赤や黄をベースにしたカクテルは、六甲山の夕霧をイメージ。炭酸水を注ぎ、綿菓子を溶かす遊び心も取り入れている。

 甲南大は「レオニダス&ガトーエモア神戸岡本」(岡本2)とコラボし、灘五郷の日本酒を使ったガナッシュサンドなど地産地消を重視した4種類を考案。甲南女子大と「ショコラリパブリック」(中央区加納町4)は、あんこを使った三つの「和モンブラン」を提供する。

 9月19日に甲南大岡本キャンパスであった試食会には、区民約30人が参加した。夫と訪れた東灘区深江本町の主婦、下村朱美さん(62)は「酒かすが入ったスイーツは、風味が強くておいしかった。開発の裏話も知ることができて楽しかった」と笑顔だった。

 学生は、イベント開始までに味や商品の組み合わせなどを検討する予定。甲南大の2年生、射場美雪さん(19)は「味や食感の好みで、自分たちと違う意見も聞くことができたので、少しでも改善したい」と意気込む。

 スイーツめぐりは11月8日まで。9月25日から東灘区役所や阪急、阪神沿線の主要駅などでパンフレットを配布する。参加店や関連イベントなどは専用サイト(QRコード)で紹介している。