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関西国際大が「対面」と「遠隔」で同時に行う授業の風景=尼崎市、関西保育福祉専門学校
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関西国際大が「対面」と「遠隔」で同時に行う授業の風景=尼崎市、関西保育福祉専門学校

 新型コロナウイルスの感染を防ぐため、多くの大学でオンライン授業が続く中、大学が学生に「対面」で受講するか、「遠隔」で受講するかを委ねる動きが出ている。関西国際大(本部・兵庫県三木市)は緊急事態宣言の解除後、全ての授業で選択制を導入。「3密」対策のほか、今春に入学し登校を望んでいる新入生らの声にも配慮した。(金 旻革)

 6月下旬、尼崎市の関西保育福祉専門学校の体育館。同校は関西国際大の姉妹校で、教育学部1年生10人が「体育指導」の授業に臨んだ。

 小学校や幼稚園の教諭などを目指す学生たちが、タオルを用いたストレッチや、新聞紙を丸めたボールで遊ぶ方法を学習。教員が指導する傍ら、助手役の上級生がパソコンにつないだ小型カメラで授業風景を撮影。映像はテレビ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使い、自宅などで受講する学生約20人に配信する。

 この授業は3密防止の観点から、隔週で対面と遠隔に分かれて行われる。ただし、遠隔授業のみを希望する学生は登校は不要だ。「オンラインは退屈かなと思ったけど、画面越しで学べることも多い」と同学部1年の男子学生(18)。遠隔の場合、授業の会場で無造作に置かれた荷物などが子どもにとって危険だと感じた。「実技の最中は気づかなかった。将来、子どもたちに授業をするときは注意しないと」と話す。

 緊急事態宣言が解除され、同大は6月1日から対面授業を再開したが、授業の参加方法は学生に委ねた。きっかけは、感染拡大のため入校を禁止していた5月上旬に行った学生の意識調査だった。

 約2100人の在学生を対象にしたネットアンケートで、「どのような授業形態を望むか」を質問。回答者の7割が遠隔授業を希望し、「登校に時間がかかる」「交通費をかけたくない」などの理由が寄せられた。だが、回答を分析した結果、1年生に限ると対面授業を望む声が約4割で、2~4年生より多かった。また、教育学部でも回答者の55%が対面授業を求めていたことが分かったという。

 同大広報課長の鈴木克哉さん(41)は「せっかくの大学生活がコロナ禍で止まり、友達づくりもままならない学生は少なくない。対面と遠隔授業を併用することで、学生のニーズに幅広く応えられる」とし、当面は選択制で授業を続けるという。

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