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教員採用試験の会場に入る学生ら。教育実習を受けられないまま臨んだ学生もいた=神戸市北区鈴蘭台北町7
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教員採用試験の会場に入る学生ら。教育実習を受けられないまま臨んだ学生もいた=神戸市北区鈴蘭台北町7
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教員採用試験の会場に入る学生ら。教育実習を受けられないまま臨んだ学生もいた=神戸市北区鈴蘭台北町7
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教員採用試験の会場に入る学生ら。教育実習を受けられないまま臨んだ学生もいた=神戸市北区鈴蘭台北町7

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、教員免許を取得するのに必要な教育実習が、休止や延期に追い込まれている。実習先の学校が、授業の変更や遅れで受け入れが難しくなったためだ。文部科学省は実習期間を短縮できる特例措置などを大学に求めるとともに、実習先にも協力を呼び掛けるが、第2波への不安もあり、教師の卵たちは不安を募らせる。

 「夢に向かってずっと頑張ってきたのに…」

 関西学院大(兵庫県西宮市)4年の女性(22)は涙ぐんだ。5月から母校の私立高校へ教育実習に行く予定だったが、4月下旬に休止するとの連絡がきた。担当者から「申し訳ないが、十分に指導できる環境ではない」との説明を受けたという。

 急いで他の受け入れ先を探したものの、実習ができるか見通しが立っていない学校が多かった。今は9月以降に実習を延期した学校に相談しているが、「秋にコロナの感染が広まったらどうなるのか」と心配は尽きない。企業への就職活動も検討するが、「今から企業研究しても間に合わないのでは」と話す。

 今月12日、神戸市北区の神戸親和女子大学であった兵庫県教員採用試験。京都市内の大学に通う女子学生(22)=同県芦屋市=も、実習を受けられていないまま試験に臨んだ。5月に予定していた県外の小学校での実習は9月に延期された。

 大学と小学校が調整しているが「詳しい情報が下りてこない」。第2波でさらに延期や中止の心配もあり、「本当にできるのかどうかあいまいな状態で、不安です」と声を落とす。

 試験も「期間をとって現場を経験できていないので、実習を受けた人との間で差が出ないか」とこぼす。一方で「子どもの頃からなりたかった仕事。今自分ができることをやるしかない」と前を向いていた。

 岐阜県の大学に通う女子大生(21)も、出身の小学校と中学校で受けるはずだった実習がともに延期に。諦めて大学院進学を検討する友人も多いが、母子家庭で負担はかけられず、奨学金の返済も待ち受ける。「夢をかなえるために努力を続けるしかない」と自分に言い聞かせる。

 学生に実習先をあっせんする大学も対応に苦慮する。神戸女子大は「教職支援センター」(神戸市須磨区)で教職志望者をサポートしているが、実習の延期や短縮で実習先の見直しや講義内容の変更などに追われているという。(末永陽子、小谷千穂)

【教員免許と教育実習】 毎年7~9月ごろに行われる教員採用試験を受けるには、教員免許を取得済みか、取得見込みである必要がある。教員免許取得には、大学などの教職課程を修了するのが一般的で、教育実習は必修。実習先は、学生が自ら出身の学校や自治体などに打診▽大学があっせん-などで決まる。

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