1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災。間もなく発生から30年を迎えます。節目に向けて神戸新聞NEXTでは多彩な連載企画を配信してきました。その中で人気を集めたのがインタビューシリーズ「震災30年 語る」です。「ぜひ、この人に話が聞きたい」。アーティストやジャーナリスト、俳優…多くの著名人に記者が直接会いに行き、今なお被災地に寄せる思いなどを取材しました。注目を集めた記事5本を紹介します。

■落語家・笑福亭鶴瓶さん 避難所で「笑わせたって」(2024年4月27日配信)

 当時住んでいた西宮市の自宅で阪神・淡路大震災に遭遇した落語家、笑福亭鶴瓶さん(72)。地震の後に訪ねた地元の中学校で、被災者から「笑わせて」と頼まれました。思いがけない依頼に鶴瓶さんは笑いの力について考えたそうです。29年前の記憶をたどってもらいました。……続きを読む

   

■アナウンサー・武田真一さん 言葉の力で命救うために(2024年9月28日配信)

 1995年の阪神・淡路大震災で、被災地取材に奔走したアナウンサーの武田真一さん(57)。穏やかな表情の内側には、災害報道に対する長年の葛藤や後悔がにじみます。命を守る報道とは、言葉が持つ力とは。記者である自分の胸にも問いかけながら、じっくりと聞きました。……続きを読む

   

■アーティスト・小田和正さん 神戸に届けたい歌があった(2024年10月20日配信)

 阪神・淡路大震災の発生からわずか2カ月半後、小田和正さん(77)は被災地に歌を届けに来てくれました。あれから30年。小田さんが歌い続ける理由とは。曲に込めた思いとは。少し照れながら、神戸へのメッセージも語ってくれました。……続きを読む

   

■映画監督・山田洋次さん 絶望の先に寅さんがいた(2024年11月10日配信)

 質問の後、しばらく沈黙の時間が流れた。映画監督の山田洋次さん(93)は一つ一つの問いにうなずき、じっくりと考え、時に「弱ったなあ」とつぶやきながら話してくれました。あの年のこと。この国のこと。……続きを読む

   

■俳優・鈴木亮平さん 傷ついたまち、心に刻んだ(2025年1月12日配信)

 小学6年生の時、西宮市で阪神・淡路大震災を経験した俳優の鈴木亮平さん(41)。「えらそうなことは言えないですけど」と何度も口にしつつ、30年前の体験や仕事との向き合い方、ふるさとへの思いを話してくれました。……続きを読む