神戸市内の警察署で地域部門に勤務する20代の男性巡査が、事件関係者である18歳未満の少女と大阪のホテルでみだらな行為をした疑いがあることが、捜査関係者への取材で分かった。兵庫県警は26日、巡査を停職6カ月の懲戒処分とし、大阪府青少年健全育成条例違反容疑で書類送検した。
捜査関係者によると、巡査は今年3月ごろ、男女間のトラブルの捜査を通じて少女と知り合ったという。その後、通信アプリなどでやりとりするようになり、5月中旬、大阪府内のホテルでみだらな行為をしたとされる。
県警は5月末に事態を把握し、調査を始めた。巡査は、少女の年齢を18歳未満と認識していたといい、県警の聴取に「(少女の)相談に乗っているうちに食事をするようになり、深い関係になってしまった」との趣旨の説明をしているという。
各都道府県が定める青少年健全育成条例や青少年愛護条例は、18歳未満の少年、少女の健全な成長を妨げる恐れのあるみだらな行為などを禁じている。