大阪市此花区の夢洲(ゆめしま)で開催中の大阪・関西万博で、注目度が高まっているパビリオンがある。複数の国・地域が同じ建物に入る共同入居型の「コモンズ館」だ。万博に参加する158の国・地域のうち、実に6割に当たる94の国・地域が5館に分かれて入る。予約不要で一挙に数多くの国を回れることから「まるで世界一周旅行をしているよう」との声も。人気の背景を探った。(上田勇紀)
■アフリカ、アジア、中南米94の国・地域入居
5月半ばの平日。近くのアメリカ館で「2時間待ち」の案内が出る中、コモンズ館の一つ「A館」には比較的スムーズに人が入っていく。
























