神戸市中央区と兵庫区で30日昼に起きた連続発砲事件で、兵庫区の現場となった民家を所有する建設会社の男性社長が1日午前、神戸新聞社などの取材に応じ、殺人未遂容疑で逮捕された無職亀谷直人容疑者(79)=神戸市中央区熊内町4=側から、小豆島(香川県)の土地を購入するよう求められていたと語った。
社長によると、銃撃で死亡した会社経営赤田正行さん(58)=同市東灘区御影郡家2=から今年5月ごろ電話があり、亀谷容疑者が土地購入を求めていると聞かされた。
事件直後には、警察に身柄を確保される直前の亀谷容疑者とテレビ電話で会話し「会いたかったんや」と言われたという。会話の中で小豆島の土地についても言及があったという。
社長は小豆島で採石事業を行っている。購入を求められた土地は、採石場の隣地という。
一方、県警は9月30日、事件に使われた車を兵庫区の現場で押収した。
最初の銃撃は同市中央区坂口通5で発生。午後1時15分ごろ「発砲音がして人が倒れている」と110番があり、路上で赤田さんが腹から血を流して倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。
約10分後の1時25分ごろには、南西に約4・5キロ離れた同市兵庫区荒田町3の住宅街で、別の男性(54)=同市東灘区=が撃たれ重傷を負った。亀谷容疑者は現場付近で午後2時すぎ、男性に対する殺人未遂容疑で逮捕された。
県警は、亀谷容疑者が中央区で赤田さんを撃った後、車で男性と同乗したまま兵庫区の現場まで移動し、男性を撃ったとみている。
県警暴力団対策課は、亀谷容疑者が逮捕容疑を認め、中央区の事件にもついても関与を示唆していると説明している。
捜査関係者によると、亀谷容疑者は元暴力団組員で、指定暴力団山口組系の組織を率いていた。県警は現在のところ、暴力団同士の抗争の可能性は低いとみている。























