安倍晋三元首相銃撃事件で殺人罪などに問われた山上徹也被告(45)の裁判員裁判第5回公判が5日、奈良地裁で開かれた。検察側証人として、事件当日に被告宅を捜索した奈良県警の男性警察官が出廷し「殺人に関する書籍」を押収したと明らかにした。証拠調べも行われ、裁判員が押収された手製銃の一つを触って構造を確認した。
法廷のモニターに被告宅の室内写真が映し出され、警察官は「リビングから6丁の手製銃を押収した」と証言。棚に大量の火薬が入った缶などが複数置かれ、薬きょうなどが入った段ボール箱も見つかったとした。
机の上から本が複数冊見つかったといい、警察官は「『殺人』という言葉は入っていたと記憶している」と証言した。
























