日本国憲法施行から79年の憲法記念日を迎え、集会で改憲反対などを訴えたボードを掲げる参加者ら=3日午後、東京都江東区
 日本国憲法施行から79年の憲法記念日を迎え、集会で改憲反対などを訴えたボードを掲げる参加者ら=3日午後、東京都江東区

 日本国憲法は3日、施行から79年の憲法記念日を迎え、各地で集会が開かれた。2月の衆院選で自民党は改憲発議に必要な定数3分の2以上を確保し、高市早苗首相(自民総裁)は東京都内で開かれた改憲派の集会にビデオメッセージを寄せ「行うべきは、決断のための議論だ」と前のめりの姿勢を見せた。護憲派は危機感を募らせ、9条の意義を強調し、隔たりがあらわとなった。

 与党は安全保障環境の悪化を理由に改憲に向けた動きを加速。首相は4月、来年の自民党大会までに発議のめどを付けたいと表明した。一方で、「平和憲法を守ろう」と訴える集会やスタンディングが、交流サイト(SNS)などを通じ、全国に広がっている。

 共同通信が憲法記念日を前に行った郵送世論調査では、改憲に慎重な政党も含め「幅広い合意形成の優先」を望む声が73%に上り、丁寧な議論が求められている。