4年に1度のラグビーの世界一決定戦、2019年ワールドカップ(W杯)日本大会全48試合の対戦カードと日程が決まった。
神戸では、1次リーグで東京会場に次ぐ4試合が行われる。優勝経験を持つイングランドと南アフリカが登場する。
初戦は9月26日。C組のイングランドと米国が対戦する。日本と同じA組のスコットランドは30日、アイルランドは10月3日、そして8日にB組の南アフリカが登場する。この5チームのうち、米国以外はすべて世界ランキング10位以内の伝統的な強豪だ。
神戸のスタジアムで、世界最高峰の力や技術を見られる。地元のファンには恐らく一生に一度の機会だ。中でもA組の2試合は、結果次第で日本の決勝トーナメント進出も懸かるだけに注目を集めるのは間違いない。
これだけの好カードが、なぜ神戸開催に多く組み込まれたのか。疑問は、11月に東京であった報道説明会の取材で解けた。国際統括団体のワールドラグビー(WR)関係者に神戸の印象を尋ねた際、開口一番に「スタジアムがいい。西日本では1番」と返ってきたからだ。
会場のノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)は球技専用で、客席からフィールドまでの距離が最も近い所ではわずか6メートルだ。私自身もほかの球技場より見やすいと感じていた。WR関係者が高評価し、伝統チームのファンに、条件のよい会場で観戦してもらいたい意向も分かった。
対戦カードの振り分けでは、開催12自治体の間で明暗が分かれた。大規模競技場が少ないため、WRの意向で日本戦や強豪同士の対戦は首都圏などに集中した。東日本大震災の被災地、岩手県釜石市の競技場は規模が小さく、開催は2試合のみで強豪チームは参加しない。
関係者が観客動員を強く意識するのは、チケットの販売目標を200万枚と高く設定したが国内の人気は盛り上がっていないからだ。15年W杯で日本代表が南アフリカから金星を挙げて巻き起こったブームも、今は冷めかけている。
神戸は、日本選手権7連覇を遂げた神戸製鋼の本拠地で、もともとラグビーに親しみを持つ人が多い。「一生に一度」の4試合を実りあるものにするため、報道する側も地元や競技団体と連携を深めたいと考えている。








