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 新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中、兵庫県明石市内で毎年1月17日に開催されてきた阪神・淡路大震災の追悼行事がイベント内容の見直しを迫られている。犠牲者を悼み、防災への誓いを新たにする機会だが、多人数が集まることを懸念。行事の縮小や簡素化を決めた市民団体もある。

 JR西明石駅南の被災者向け仮設住宅跡地「はなぞの広場」(同市西明石南町1)で追悼行事を開いてきた市民グループ「ボランティアはなぞの」は、豚汁の炊き出しをやめる。震災当時を思い出してもらおうと例年、参加者に振る舞ってきたが、今年は地震発生時刻の午前5時46分に合わせた黙とうのみとなる。

 代表の松本茂子さん(78)は「仮設住宅での炊き出しは私たちの活動の原点。続けたかったが、感染拡大防止のため中止を決めた。コロナが収まれば再開したい」と話す。

 午前5時46分に幼稚園の園庭でたき火を囲み、ろうそくを持って祈りと黙とうをささげてきた日本基督(キリスト)教団明石教会(同市東仲ノ町、錦江幼稚園)では、映像を流して当時を振り返る室内集会をやめる。

 筒井昌司牧師(58)は「大切なのは当時のことや、この26年間の経験を忘れないこと。今年の17日はお祈りと黙とうだけになるが、一人一人が被災者に思いをはせ、人生を振り返る機会にしたい」と語る。

 他方、市は17日が休日のため、防災訓練を前倒しで実施。14日にJA兵庫南ライスセンター(魚住町金ケ崎)で消防署員による消防水利確保訓練、15日に地震が発生した想定で自らの身を守る行動をとるシェイクアウト訓練を市役所で行う。(吉本晃司)

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