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ぼうさい甲子園で初入賞を果たした「めいなん防災ジュニアリーダーMRDP」のメンバー=明石市明南町3
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ぼうさい甲子園で初入賞を果たした「めいなん防災ジュニアリーダーMRDP」のメンバー=明石市明南町3

 明石南高校(兵庫県明石市)の生徒有志でつくるグループ「めいなん防災ジュニアリーダーMRDP」がこのほど、防災活動に取り組む学校や団体などを表彰する「ぼうさい甲子園」で特別賞の「しなやかwithコロナ賞」に輝いた。東日本大震災で被災した宮城県南三陸町の住民と交流を続けるとともに、明石市内の小学校などでゲームを通じて防災知識の普及に努めた継続的な活動が評価された。(小西隆久)

 同グループは県教育委員会の防災ジュニアリーダー育成事業をきっかけに2013年に結成。現在は1~3年の17人が所属し、地元幼稚園や小学校での防災教室、子どもから高齢者まで幅広い世代が楽しみながら防災について学べるゲームの開発に取り組んできた。

 これまで「大地震が起こったときは1階が安全」といった○×クイズを盛り込んだすごろく形式のボードゲームのほか、避難時に必要な物品の選択や身を守る行動をチーム対抗で競う体験型ゲームを考案。小学校などで訓練の際、ゲームを通して防災知識を身に付けてもらう工夫を凝らす。

 2015年からは東日本大震災で被災した宮城県南三陸町を訪ね、地元の高校生や災害公営住宅に入居する高齢者らと交流。震災遺構を目の当たりにして言葉を失ったこともある。特産のワカメ工場では復旧ボランティアに汗を流した。

 そんな活動は新型コロナウイルス感染拡大で一変。昨年4~6月は休校を余儀なくされ、防災教室などの地域活動はもちろん、生徒同士で集まることさえできない。被災地訪問も断念した。そんな中、スマホの無料通信アプリを通じてコロナでやりたいことができない仲間への応援メッセージなどを集め、動画投稿サイトで発信し続けた。

 代表の2年宮定夢実さん(17)は「新型コロナ禍で活動が大きく変わった。体験を通して学んでもらうことが中心だったので、違う方法を模索し続けた1年だった」と振り返る。

 収穫もあった。3年の女子生徒(18)は「初対面の人に教えながら一緒にゲームすることで、コミュニケーションが得意になった」とほほえむ。

 ぼうさい甲子園の表彰式は新型コロナの影響で中止に。3年の別の女子生徒(18)は「一人一人の個性を大事に、ゆるく楽しく防災をやってきたことが形になった」と喜びをかみしめる。

 3年生は引退し、今春から1、2年生が活動の中心となる。地域防災の担い手に-。その思いは後輩、また次の後輩へと受け継がれていく。

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