明石

  • 印刷
「海底耕耘プロジェクト」のチラシ
拡大
「海底耕耘プロジェクト」のチラシ
鉄製器具を船で引っ張る海底耕耘の様子(明石浦漁協提供)
拡大
鉄製器具を船で引っ張る海底耕耘の様子(明石浦漁協提供)

 明石浦漁協(兵庫県明石市岬町)が、海の栄養を回復するために取り組む「海底耕耘(こううん)」プロジェクトの紹介動画2本とチラシを作成した。海中に垂らした鉄製の器具で海の底を掘り起こす手法の説明のみならず、豊かな海への漁業関係者の思いも盛り込んでおり、漁師らは「多くの人に見てもらい、海の環境や取り組みに関心を持ってほしい」と呼び掛けている。(金山成美)

 海底耕耘は、船でロープに結んだ鉄製器具を引っ張り、海底の堆積物をかき混ぜて、硬くなった土や泥、砂を掘り起こす環境改善の手法。堆積物に含まれている窒素やリンなどの「栄養塩」が海に放出されることで、生物が生息しやすくなるという。

 ノリの色落ちやイカナゴのシンコ(稚魚)の不漁の原因とされる海の栄養不足対策として、兵庫県内では2004年から瀬戸内の漁協で試験的に始まり、08年から本格化。18年には全国トップとなる延べ約2300隻が作業に当たるなど、力を入れている。

 こうした取り組みを広く知ってもらおうと、同漁協と東播磨県民局が連携し、動画2本を準備。約4分のドキュメンタリー編では、漁業の現状や海中で撮影した様子を交えながら約30人の関係者が登場し、「栄養豊富で多種多様な生物がすめるように」「今できることを信じて、やれることをやる」と熱い思いを語っている。

 CM編は約30秒で、若手漁師がくわを手に海へ飛び込み、水中で耕す演出でプロジェクトの内容を表現。チラシも、水中で撮影した写真に「いざ、耕す!」というコピーを添えて、意気込みを示している。

 22年秋には「全国豊かな海づくり大会」が明石市で開催予定で、機運を高めるツールとしても活用していく。同漁協の戎本裕明組合長(58)は「動画が明石、兵庫の海を知るきっかけになり、海の豊かさを守りたい思いが広がっていってほしい」と願っている。

 視聴は動画サイト「KOBE_TV」から。

明石
明石の最新
もっと見る

天気(4月12日)

  • 21℃
  • 12℃
  • 20%

  • 24℃
  • 5℃
  • 20%

  • 22℃
  • 11℃
  • 10%

  • 22℃
  • 10℃
  • 10%

お知らせ