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校長から卒業証書を受け取る代表者=明石市鷹匠町
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校長から卒業証書を受け取る代表者=明石市鷹匠町

 3月末で閉校する明石市医師会准看護高等専修学校(兵庫県明石市鷹匠町)で4日、最後の卒業式があった。2年間の教育課程を終えた50回生の男女24人が、半世紀を刻んだ同校の歴史と伝統を胸に巣立った。

 准看護師は都道府県知事が発行する免許で、医師や国家資格の看護師の指示に従った業務を行う。同校は1970年、市立市民病院の敷地内に開校以来、約2570人の卒業生を送り出した。近年は看護師を養成する専門学校や大学が近隣地域に増えた上、教員確保の難しさ、施設の老朽化も加わり、閉校が決まった。

 この日は、新型コロナウイルス対策で保護者らの列席は見合わせ、学校関係者と来賓約30人が見守る中、スーツに身を包んだ卒業生は緊張した面持ちで入場。志田健太郎校長は「患者を慰め、励ませる看護師に。誰にでもできることを、誰もできないくらい継続することで良い職業人となれる」とはなむけのあいさつ。不在の在校生に代わり、昨春の卒業生4人が駆け付け、祝福の言葉を贈った。

 卒業生代表の女性(43)は新型コロナウイルス感染拡大のさなかで体験した現場実習を「絶対に自分が感染源になってはいけないという決意と緊張感が生まれた」と振り返った。さらに「この場所で看護を学び、互いに支え合い、喜び合える仲間と出会えたことは宝になった」と語った。

 卒業生は医療現場や進学とそれぞれの道へ一歩を踏み出す。医療専修学校で看護師資格の取得を目指す女性(26)は「今後は仕事と勉強を両立していく。患者の気持ちを考えられる看護師になりたい」と話した。(川崎恵莉子)

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