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書道パフォーマンスを披露する明石南高校の書道部員ら=明石市明南町3
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書道パフォーマンスを披露する明石南高校の書道部員ら=明石市明南町3

 特殊詐欺や家庭内暴力(DV)の被害を食い止めようと、明石南高校(兵庫県明石市明南町3)で9日、書道部員の生徒が犯罪への注意を訴える書道パフォーマンスを行った。吹奏楽部の演奏に乗り、躍動感あふれる筆さばきで犯罪の根絶を願う思いをしたためた。作品はイオン明石ショッピングセンター(大久保町ゆりのき通2)とコープ大久保(同町大窪)に展示される。

 若者の力を借りて注意喚起を図ろうと、明石署が初めて企画した。

 この日は1、2年生の書道部員10人に、同署員で書道の経験がある2人が加わり、はかま姿で筆を執った。吹奏楽部が演奏する「ジュピター」に合わせ、縦3・1メートル、横4・5メートルの紙に「DV・ストーカーSTOP!撲滅」「特殊詐欺 SHUTOUT 根絶」と大書した。書道部長の2年生早野薫奈さん(17)は「メッセージをたくさんの人に見てもらい、気を付けてほしい」と話した。

 同署によると、2020年の特殊詐欺被害件数は49件で昨年比14件の増。被害額は約9031万円に上った。DVの認知件数は35件増の234件で県内トップ。ストーカーは40件減の31件だった。同署は「特殊詐欺の被害などを身近な問題としてとらえてもらい、1件でも被害を減らしたい」としている。(川崎恵莉子)

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