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「エヴァンゲリオン」に似たデザインの一部を修正した小型はしご車=明石市藤江
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「エヴァンゲリオン」に似たデザインの一部を修正した小型はしご車=明石市藤江
明石市が新規職員を募集するために作製したポスター(明石市提供)
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明石市が新規職員を募集するために作製したポスター(明石市提供)

 兵庫県明石市消防署中崎分署に今春配備された小型はしご車の車体に、人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」をほうふつとさせるデザインが施されていたが、納入前に「まねをしたと思われる」と内部からの指摘があり、修正された。他方、同市職員を募集するポスターでも同アニメにちなんだ「人財補完計画」とのロゴなどがデザインされたが、市総務局は「問題はない」と採用した。いずれも著作権が絡む問題。一体、どうなっているの。(小西隆久)

 市消防局によると、新しいはしご車のデザインは同局職員が担当し、製造会社と協議して決定。車体後部に、明石市の地図と文字「SL15」(「はしご車15メートル」の意)をあしらい、「AKASHI FD」(「明石市消防署」の意)のロゴを入れた。

 文字の字体や色使い、地図の配置などが、新世紀エヴァンゲリオン作中の「特務機関NERV(ネルフ)」のマークに酷似。デザインを見た別の同局職員から「市民からアニメをまねしていると言われかねない」との声が上がったという。

 はしご車は2月下旬、無線などを設置するために仮納入されたが、その日のうちにシールをはがすなどしてデザインの一部を変更。追加費用などはかかっていないという。

 同局警防課の担当者は「デザインが完成するまでに精査するべきだった」とした上で「著作権の問題もあるが、20年間という長期にわたって使用するので一時の流行を取り入れるのはよくないとの判断だ」と説明する。

 一方で、市職員の採用試験を告知するポスターには新世紀エヴァンゲリオンの主人公の有名なせりふ「逃げちゃダメだ」が盛り込まれ、背景の模様や色使いからも同アニメの雰囲気が伝わる。ポスターは明石駅周辺の公共施設で掲示されているほか、市ホームページでも活用している。

 市総務局はポスターデザインの検討段階で、市職員の弁護士にも著作権の侵害に当たるかどうかを確認。「固有名詞やキャラクターの絵などが描かれていれば侵害となる可能性があるが、今回はアニメのモチーフをデザインにしただけで、侵害にはならない」と判断し、ポスターの作製に踏み切った。

 市の弁護士職員は「どちらも著作権上の問題はないと考えられるが、市民やアニメのファンがデザインをどう受け止め、どう感じるかという問題はある」との見解を示す。

 その上で「今回のポスターやはしご車については、どちらの対応が適切だったかとは一概に言えない」と話した。

 アニメ「エヴァ」と同様に、著作権の解釈は複雑なようだ。

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