明石

  • 印刷
石ケ谷墓園内で子どもたちに菓子を手渡すザ・ふじやんさん(左)ら=明石市大久保町松陰
拡大
石ケ谷墓園内で子どもたちに菓子を手渡すザ・ふじやんさん(左)ら=明石市大久保町松陰

 兵庫県明石市の公営墓地「石ケ谷墓園」(同市大久保町松陰)で、市内を中心に活動するサラリーマンシンガーのザ・ふじやんさん(42)が、お盆シーズンなどに訪れた子どもらに菓子を配り、声掛けをする活動を続けている。ギターを片手にタコのかぶりもので笑顔を誘い、早くも園内で話題に。墓を守る家族の高齢化や新型コロナウイルスの影響で墓参客が減りつつある昨今、「少しでも楽しく、安心して墓参りに来てもらえるように」との願いを込める。(川崎恵莉子)

 市などによると、同園は約1万基の墓石があり、年間延べ約50万人が墓参りに訪れる。近年は墓を守る子どもや後継者がいなかったり、高齢化で墓の維持が困難になったりして管理と供養を任せる「永代供養墓」が増加。最近10年で来園者は2~3割ほど減っているという。

 石ケ谷墓園の入り口前にある墓石販売会社「石彩工房真」の眞田昭代表(46)は「近頃は若い人の姿も見かけなくなった。お盆やお彼岸に家族で集まって墓参りに行くという習慣が薄れてきていると感じる」とこぼす。

 そこで子どもたちが墓参りに来るきっかけにと、同社と地域イベントで活躍するザ・ふじやんさんが協力。6年ほど前からお盆期間に墓園の入り口付近で菓子やおもちゃを配る活動を続けている。昨年からは新型コロナの密を避けるため、広大な園内を車で巡り、一家族ごとに声を掛けている。

 今年はお盆期間に雨が続いたため、9月23日の彼岸の中日に合わせて活動。ギターを弾きながらタコのかぶりもの姿のザ・ふじやんさんが登場。同社のスタッフやミュージシャン仲間とともに子どもらに菓子を配って回り、高齢者には「暑いですがお体は大丈夫ですか」と声を掛け、塩あめを手渡した。

 神戸市西区から訪れた13歳と11歳のきょうだいは「今年もいるかなって思って来た。毎年楽しみにしてます」と笑みをこぼした。

 ザ・ふじやんさんは「墓参りは家族でご先祖さまに手を合わせる大切な文化。笑顔で墓園に来てもらえるきっかけになれば」と話している。

明石
明石の最新
もっと見る
 

天気(12月3日)

  • 14℃
  • 7℃
  • 20%

  • 14℃
  • 1℃
  • 50%

  • 14℃
  • 6℃
  • 20%

  • 14℃
  • 4℃
  • 20%

お知らせ