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送迎保育ステーションだった建物(右)を使い、今春オープンする桜町COCORO保育園=明石市桜町
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送迎保育ステーションだった建物(右)を使い、今春オープンする桜町COCORO保育園=明石市桜町

 兵庫県明石市は、明石駅近くの「送迎保育ステーション」で園児を預かり、大久保の保育園に専用バスで送り迎えする事業を3月末で終える。市東部地区の待機児童の解消に向けて2019年4月に始めたが、保育施設の整備が進んで東部の待機児童が大幅に減ったため。ステーション跡には4月、新たな保育園がオープンする。(長尾亮太)

 市東部地区では、待機児童が18年4月時点で108人に上ったが、当時は保育施設を整備するめどが立たず、送迎を始めた。

 JR大久保駅南地区のJT跡地に開業した認定こども園ゆりのきCOCOROが、市東部地区の3~5歳児を受け入れた。利用した子どもは年間15~21人で推移した。バスによる送迎やステーション運営は、同園を運営する千寿福祉会に市が委託した。

 桜町の市有地に同会が建てた施設の2階を送迎保育ステーションとして使った。3~5歳児は午前9時すぎにステーションを出発し、約6キロ離れたゆりのきCOCOROで過ごした後、午後3時半ごろにステーションに向けて出発。病気などで子どもが早退する場合は、保護者が大久保まで迎えに行った。

 ステーション開設後、市東部地区では保育施設が4カ所でき、受け入れ枠が計381人分増えた。同地区の待機児童も、21年4月には9人にまで減っている。

 ステーションとして用いた建物の隣に新棟も増設し、4月、桜町COCORO保育園として開園する。0~5歳児を計60人受け入れる。

 ステーションを1年間使った園児の母親は「ゆりのきCOCOROの広々とした空間で伸び伸びと過ごさせることができて良かった。バス車内でも友だちと楽しく過ごしていたようだ」と話していた。

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