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1回戦への意気込みを語る高橋俊夫さんらを掲載した1984年8月12日付神戸新聞明石版
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1回戦への意気込みを語る高橋俊夫さんらを掲載した1984年8月12日付神戸新聞明石版
久々の練習に汗を流す高橋俊夫さん=明石公園
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久々の練習に汗を流す高橋俊夫さん=明石公園

 明石高校野球部のOBチームが、全国大会「マスターズ甲子園」出場を目指している。38年前に甲子園出場を果たし、清原、桑田の両氏がいた黄金時代のPL学園とも対戦した高橋俊夫さん(55)=兵庫県明石市=がOB会長に就任し、練習を続けている。

 OB会の会員は約750人。そのうち高橋さんを含む明石市付近に住むメンバー約20人が、大会に参加するメンバーとして活動している。

 高橋さんは1984年、ピッチャーとして夏の甲子園に出場した。1回戦の北海戦は延長11回で勝利したものの、2回戦で清原和博氏と桑田真澄氏の「KKコンビ」がいたPL学園と対戦し1-9で敗退。高橋さんは野球を引退した。「そのときいったん燃え尽きてしまった」と話す。

 マスターズ甲子園は高校野球部に所属していたOBらのチームで競う大会で、甲子園出場経験がない選手や高校も参加できる。2016年から高橋さんと同級生が発起人となり、出場に向けた挑戦を始めた。野球から離れた約30年の間、プレーすることへの意欲が積み上がっていたといい、大会の存在を知ると「もう一度甲子園の土を踏みたくなった」という。

 16年は県大会初戦を突破したが、それ以降は1回戦負けが続く。また、メンバーが40代の社会人中心であることや、新型コロナウイルスの影響もあり、大勢で練習する機会はほとんど持てていない。それでも高橋さんは「なんとしても全国大会に出場し、多くの世代に甲子園でプレーしてもらいたい」と意気込む。(有冨晴貴)

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