育児に悩みを抱える家庭の子どもを2、3日間預かる「ショートステイ里親」などについて知ってもらおうと20日午前10時~正午、コープ大久保(兵庫県明石市大久保町大窪)1階広場でPRコーナーが開かれる。買い物客らに制度について広く知ってもらう。(松本寿美子)
市のあかし里親センター主催。市は市内全28小学校区に里親を普及させるプロジェクトを進める。里親には養育里親と、盆や正月、週末に預かるボランティア里親がある。ショートステイ里親を含む養育里親には、国が定めた研修・実習の受講が必要となる。
市内で登録する里親家庭は52。校区ごとに受け入れがあれば、子どもは転校などで地域を離れずに済むという。現在7校区(松が丘、人丸、大観、貴崎、高丘東、魚住、錦が丘)には受け入れ家庭がない。
PRコーナーは、同店の協力で実現した。当日は同センターや市さとおや課の職員計6人が待機し、買い物客にクイズをして記念品を配ったり、子ども向けのゴルフや輪投げを催したりする。
同センターに職員を派遣している「家庭養護促進協会」(神戸市中央区)の橋本明事務局長は「まずは自分にもできる里親の仕組みについて知ってもらえたら。子どもを預けたい人にもサービスを知らせる機会になればいい」と話す。
同センターは27日午前10時~正午にも、明石こどもセンター(明石市大久保町ゆりのき通1)でショートステイ里親に特化した説明会を実施する。里親が体験談を話す。申し込み不要。無料。同センターTEL078・935・9720
